◎ 手順はケーブル切断→シース剥き→芯線を出す→輪づくり→取り付けの順番

◎ コツは感覚でしかない。だから反復するしかない

◎ 最初の100回はゆっくり味わうこと。速さは後からついてくる


ぶっちゃけ、ランプレセプタクルの練習が一番やりました。

毎日5分から10分、必ず行いました。朝出かける前に輪づくりだけ。帰宅後は取り付けまで。とにかく毎日です。

これだけ練習したのには理由があります。技能試験の候補問題全13問のうち、実に12問にランプレセプタクルが出てくるんですよね。避けて通れない作業だからこそ、最初にここを固めることにしました。


作業の手順を確認する

まず基本の手順から整理します。

ランプレセプタクルの取り付けは、この順番で進めます。

  1. VVFケーブルを切断する
  2. シースを剥く(外装40mm)
  3. 芯線を出す(絶縁被覆20mm)
  4. 輪づくり(のの字曲げ)
  5. ランプレセプタクルに取り付け

この順番を体に染み込ませることが、まず最初の目標です。

VVFケーブルの端面がきちんと切れていないと、外装を40mm剥いたときに白線と黒線で長さが違ってしまうことがあります。最初に端面をきれいに切りそろえる。この一手間が後の作業をスムーズにします。


欠陥になるポイントを先に知っておく

技能試験センターが出している欠陥の判断基準を確認しておきます。ランプレセプタクルは欠陥になるパターンが複数あるので、先に把握しておくことが大事です。

台座の下からIV線が見える

ケーブルの外装は台座の下面よりも上に入っていれば問題ありません。外装が短すぎると引き込み穴から心線が見えてしまい、欠陥になります。外装の端面が台座の外に出ていれば、1〜2mm程度でも問題ありません。

輪が大きすぎてはみ出す

輪の外周がねじの頭より完全に外れている状態が欠陥です。少し見える程度では欠陥にはなりません。ただし大きすぎると欠陥リスクが上がるので、適正な大きさに仕上げる必要があります。

輪が小さすぎてネジが通らない

小さすぎると固定ねじが通らなくなります。大きすぎても小さすぎてもいけない。ギリギリ適正な大きさがあって、これを体感で覚えるしかないんですよね。

左巻きにしてしまう

必ず右巻き(時計回り)で輪を作ります。左巻きは欠陥です。ねじの締め付けが右回りなので、右巻きにしておくとねじを締めるほど輪が締まっていきます。左巻きだと逆に緩んでいく方向になってしまいます。

心線の巻き付けが3/4周以下

心線が短すぎると巻き付けが足りなくなります。3/4周以下は欠陥です。芯線を出す長さは20mmを目安にしてください。


輪づくりのコツは感覚でしかない

正直に言います。

輪づくりのコツは、感覚でしかないです。

わかっているんですよ。この一行を読んで「それじゃわからない」と思う気持ちは。でも数百回練習してみて、本当にそうとしか言えなかったんですよね。

「練習していくとだんだんと慣れる。そうするとわかってくる。輪作りを作る以前に、ケーブルを剥いで電線の長さを決める時点で、なんとなくわかるようになってくる」という声がネットにもあります。わたしもまったく同じ経験をしました。

数百回を超えたあたりから、「この芯線はあと1.5mmくらい短くしないと余るな」とか「この長さで輪づくりをすると大きくなりすぎるな」とか、何となく体感でわかるようになってきました。

これは言葉で教えられるものではないんですよね。反復する中で、体が覚えていくものなんです。


最初の100回はゆっくり味わうこと

ここが一番伝えたいことです。

最初の100回くらいは、ゆっくりやって味わってください。

一手一手の感触を確認しながら進める。「この角度でペンチを当てると輪がこうなる」「この長さで折り曲げると輪がこのサイズになる」という感覚を、ゆっくり積み重ねていく。

いきなり速くやろうとすると、感覚がつかめないまま回数だけ増えていきます。それは練習の質として低い。

ゆっくり→意識して少しずつ速くやる→体が覚えると勝手に速くなる。この流れが、不器用な人間には一番合っています。わたしはそう感じました。

なんでもそうですが、いきなり速くできる人もいます。センスがある人は最初から速い。でもそういう人のまねをしようとしても、うまくいかないことが多いです。自分のペースで積み上げる方が、結果的に早く安定します。


毎日の練習をどう組み込むか

毎日5分から10分、これが現実的な継続量だと思っています。

朝、出かける前に輪づくりだけやる。帰宅後に取り付けまでやる。この2段階に分けると、1日の中で2回練習できます。しかも1回あたりの時間が短いので、負担になりにくい。

1日に何時間もまとめてやるより、毎日少しずつ日付を変えて練習する方が体に染み込みます。これは脳の仕組みとして、睡眠を挟むことで記憶が定着しやすくなるからです。

何回練習したかは正直に言うと忘れましたが、数百回は超えています。それくらいやって初めて、感覚がつかめてくると思ってもらって間違いないです。


ケーブルの消費量について

毎日練習するので、ケーブルの消費が早いです。

わたしはメルカリで5メートルのVVFケーブルを購入して練習に使い始めました。あっという間に使い切って、その後10メートルを追加購入しています。

これとは別に技能試験対策の練習セットも用意していたので、練習用ケーブルは惜しみなく使える環境にしていました。

ケーブルをケチると練習量が減ります。最初にある程度まとめて用意しておくことをおすすめします。


取り付け時の注意点

輪づくりができたら、取り付けの手順に移ります。

ネジを外してから輪を引き込み穴に通して、ネジで締め付けます。このときに注意するのが極性です。受金ネジ部(W端子)に白線を接続します。接地側が白、非接地側が黒。間違えると欠陥です。

ネジの締め付けは、輪がネジの頭に完全に収まるまでしっかり締めます。締め付けが不足していると接触不良で欠陥になります。

台座の縁を欠かないようにすることも必要です。試験の施工条件に「縁を欠かないこと」と明記されています。現場では縁を欠いて電線を収めることがありますが、試験では器具を破損したとして不合格になります。


まとめ

  • 手順はケーブル切断→シース剥き→芯線を出す→輪づくり→取り付けの順番
  • 欠陥になるパターンを先に把握しておく
  • 輪づくりのコツは感覚でしかない。反復するしかない
  • 最初の100回はゆっくり味わう。速さは後からついてくる
  • 毎日5〜10分、朝と夜の2段階に分けると継続しやすい
  • ケーブルはまとめて用意しておく。ケチると練習量が減る