
◎ 巻き付け方向は右巻き(時計回り)一択
◎ 左巻きは欠陥で一発アウト。理由を理解すると間違えなくなる
◎ やり直しのときが一番危ない。極性に集中すると方向を忘れる

※この記事には実際に右巻きで仕上げた写真と、ランプレセプタクルに取り付けた後の写真を掲載しています。文章と合わせて確認してください。

ランプレセプタクルの巻き付け方向は、右巻き一択です。
左巻きにすると欠陥になります。それも即アウト、一発不合格です。「軽欠陥だから複数あれば落ちる」という話ではなく、それ単体で欠陥になります。

シンプルなルールです。でも意外とやらかす人が多い。その理由には、ちゃんとした背景があります。
写真を見てもらうとわかりますが、輪がネジを締める方向(時計回り)に沿っている状態が右巻きです。感覚的には「ネジの右側から入って、下をくぐって、左側に出てくる」形です。
すぐねじを転がしてしまって、落とすので家具のすべり止めを買ってきて、そこにねじを置いて転がらないようにしていました。
これはあったほうがイライラしなくて済みます。
試験から時間が経過していて、滑り止めの色が変わってしまっています(笑)
縦にしても落ちません。

正しい輪づくりの手順
輪づくりの手順を確認しておきます。
絶縁被覆を20mm剥いたら、被覆から約3mm離した位置で直角に折り曲げます。この3mmが「首」の部分になります。
そこから時計回りに手首を返しながら曲げていきます。一回で曲げきると、ランプレセプタクルのネジサイズにちょうどいい輪の大きさになります。
ぶっちゃけて言えば、輪づくりが苦手すぎてホーザンHOZANのDK-205を使っていました。
DK-205で行うことで、私のような本気の不器用な人間もある程度の高い成功率で輪づくりができます。安心感もあるので、試験の時は家で何回もやってきた輪づくりを、いつも通りやるだけで済みます。
これもぶっちゃけおすすめです。


写真のように、輪がネジの頭に収まっている状態が正しい仕上がりです。輪の外周がネジの頭から完全にはみ出してしまうと欠陥になります。ただし少し見える程度は欠陥ではないので、神経質になりすぎなくて大丈夫です。
欠陥になる巻き付けのパターン
試験センターが公表している欠陥の判断基準を整理しておきます。
左巻きにしたもの これが今回のメインテーマです。一発アウトです。
心線の巻き付けが3/4周以下のもの 輪が小さすぎて巻き付けが足りない状態です。芯線を出す長さが短すぎると、十分に巻けなくなります。20mmを目安に剥いてください。
重ね巻きしたもの 輪が一周以上になって重なってしまった状態です。芯線が長すぎるとこうなります。
心線がネジの端から5mm以上はみ出したもの 輪が大きすぎてネジの外側に飛び出している状態です。「ねじの頭から完全に外れている状態」が欠陥なので、少しはみ出している程度は問題ありません。ただし余裕を持ってネジの頭に収まるサイズを目指す方がいいです。
右巻きを体に染み込ませる方法 朝晩1回ずつでもいい とにかくやる
巻き付け方向を間違えないようにするには、正しい動作を反復して体に覚えさせるのが一番です。
時計回りに手首を返しながら曲げる。この動作を何十回、何百回と繰り返すと、自然に右巻きになっていきます。
わたしは毎日5分から10分、ランプレセプタクルの練習を続けました。数百回を超えたあたりから、考えなくても右巻きになっている状態になりました。体が勝手に正しい方向に動くようになるまで練習する、というのが遠回りに見えて実は一番の近道だと思っています。
最初のうちは仕上げた輪を見て「これは右巻きか?」と毎回確認する習慣をつけてください。確認を繰り返すことで、正しい形が目に焼き付いていきます。
やり直しのときは特に注意
繰り返しになりますが、やり直しのときが一番リスクが高いです。
極性を間違えて白線と黒線を入れ替えようとするとき、焦りと集中が「極性の修正」に向きます。そのときに巻き付け方向の確認がおろそかになりやすい。
やり直しのときほど、一度止まって方向を確認してから取り付ける。これを習慣にしておくことで、本番での左巻きミスをかなり防げます。
台座から上も下もシースが出ていない↓長さが大切です。

まとめ
- 巻き付け方向は右巻き(時計回り)一択。左巻きは即欠陥
- 右巻きの理由:ネジを締めるほど輪が締まる方向だから
- やり直しのときが最もリスクが高い。極性修正に集中すると方向を忘れる
- 欠陥パターンは左巻き・巻き付け不足・重ね巻き・5mm以上のはみ出し
- 正しい動作を反復して体に染み込ませることが唯一のコツ

