わたしが第二種電気工事士の学科試験(筆記)にかけたお金は、14,290円でした。
最初は過去問題集だけで始めました。基本的には、これで進みます。

ただ、ときどき「ここ、説明してほしいな」という場面が出てくるんですよね。解説を読んでも、いまひとつ腑に落ちない論点というのが、いくつかある。
誰かに話してもらえれば早いのに、と思う瞬間です。
そう思って調べたのですが、通信講座はだいたい2万円台から4万円台です。資格ひとつのために出す金額としては、なかなか踏ん切りがつきませんでした。
それでも探していたら、ありました。1万円です。
結果として、わたしには動画があったほうがよかったです。 過去問だけで進める人もいると思いますが、わたしは話してもらったほうが入りました。
この記事では、その内訳と、実際に何をやったかを全部書きます。
使ったのは、講座1つと本2冊です
| 内容 | 価格 |
|---|---|
| 日本エネルギー管理センター オンライン講座 | 10,000円 |
| 2026年版 第二種電気工事士学科試験 標準解答集(オーム社) | 1,650円 |
| 2026年版 第二種電気工事士試験 学科試験 過去問題集 | 2,640円 |
| 合計 | 14,290円 |
結果は80点でした。合格に必要なのは60点です。
過去問が重複した話
先に過去問題集(2,640円)を買いました。
そのあとで、オンライン講座の存在を知りました。講座は指定の書籍で進む形だったので、標準解答集(1,650円)も追加で買いました。
結果、過去問が重複しました。
標準解答集には、過去20回分の問題と解答・解説が入っています。つまり、先に講座を知っていれば、過去問題集は買わなくてよかったかもしれません。
講座+標準解答集の11,650円で、たぶん足ります。
ただ、順番としては仕方なかったとも思っています。過去問をやってみて「説明が足りない」と分かったから、講座を探したわけで。最初から講座の存在を知っていたわけではありません。
そして、結果として悪くはありませんでした。理由は後で書きます。狙ってやったわけではありませんが。
オンライン講座が、1万円とは思えない
日本エネルギー管理センターのオンライン講座です。
正直に言って、これはすごいと思いました。1万円でこれが見られるなら、かなり安いです。
- 講師ごとに、数年分の上期・下期の動画が見られる
- 指定の書籍(標準解答集)に沿って進むので、動画と本がそのまま繋がる
- 筆記の複線図も、かなりやってくれる
複線図が入っているのが大きいです。
ここを飛ばすと、後で技能試験に入ったときに困ります。
ただし、年度は必ず合わせてください
ここ数年で、太陽光関連の内容が増えたりしているようです。
書籍の年度は、オンライン講座のサイトに記載されているものに合わせてください。 古い年度を買うと、動画と本がずれて、進みにくくなります。
安く買おうとして前年度版を選ぶと、かえって手間が増えます。
過去問題集を足して、結果的によかった理由
重複したと書きましたが、無駄ではありませんでした。
過去問題集のほうは、解説が細かいんです。 図解で説明されている問題もあります。
つまり、同じ論点について、
講座の動画で、講師が話しているのを聞く
↓
標準解答集で、問題として解く
↓
過去問題集の解説で、別の言い方・図で説明される
同じことに、違う角度から3回当たることになります。
これをやっていると、「あー、それこないだやったやつだ」となる場面が増えます。そうやって脳に残っていきました。
1回で覚えようとしなくていいんです。同じ論点に、違う形で何度も出会うほうが、結果的に早く入ります。
問題数を増やすために買ったのではなく、説明の角度を増やすために買った、という形になりました。結果的にですが。
「すいーっと合格」は、わたしは使いませんでした
有名な参考書ですが、わたしは使っていません。
理由は単純で、情報が多すぎて混乱するからです。 辞書のように「わからないところを引く」使い方なら、いい本だと思います。
ただ、最初から通して読む本としては、わたしには合いませんでした。
過去問のやり方が、いちばん大事です
ここが本題です。教材より、こっちのほうが結果に効きました。
やったことは単純です。間違ったところを、徹底的に繰り返す。
ただし、その前にひとつだけ工夫がありました。
正解を3つに分ける
普通、丸つけは「正解」か「不正解」の2つですよね。
わたしは、正解を3つに分けて書き込みました。
| 書いたこと | 意味 |
|---|---|
| 理解している正解 | 次も解ける |
| 無理解の正解 | 形をなんとなく覚えていただけ |
| あてずっぽうの正解 | 実質、不正解 |
まぐれ当たりを「できたこと」に数えない、ということです。
丸をつけて終わりにしていると、下の2つが「できた問題」に化けます。そして本番で落とします。わたしが落とすとしたら、絶対にここでした。
分けて書いておけば、本当にできていない場所だけが残ります。 そこだけ繰り返せばいい。
日付を書く
これも書いたほうがいいです。
やった日の日付を書き込みます。 わたしはスプレッドシートにも記録していました。
理由は2つあります。
ひとつは、やったという自信になるから。 積み上がっていくのが目に見えます。
もうひとつは、できるようになったのが分かるから。 前は「あてずっぽう」だった問題に、今日は「理解している正解」と書けた。それが自信になります。
アナログですが、これが一番早い
アプリも道具も要りません。本に直接書き込んで、日付を入れる。 それだけです。
不器用でもできます。特別なことは何もしていません。
80点でした。取りすぎではありません
合格は60点です。わたしは80点でした。
60点ギリギリで通るのは、それはそれで怖いです。80点は、安心材料としてちょうどよかったと思っています。
ただ、満点を取る必要はまったくありません。
野球でいえば、フェンスを越えればホームランです。場外まで飛ばす必要はない。 6割で受かる試験に、それ以上の力を注ぐ意味はありません。
余った力は、技能に回してください。
筆記の複線図は、捨てないでください
「複線図と計算問題は捨てても6割は取れる」という話をよく見ます。
たしかに、点数だけならそうかもしれません。でも捨てないでください。
技能試験には、複線図というハードルが待っています。しかも学科の複線図と技能の複線図は、書き方も色も違います。
筆記で複線図を捨てていると、技能に入ったときに完全にゼロからです。筆記のうちに触れておくだけで、後がまったく違います。
技能の手の練習も、この時期から始めてください
これも書いておきます。
筆記の勉強をしている期間に、技能の「手の練習」だけは始めておいたほうがいいです。
輪づくり、被覆剥き、ランプレセプタクル。朝の5分程度で終わる範囲でかまいません。
手の感覚は、毎日の積み重ねでしか作れません。 筆記に受かってから始めると、時間が足りなくなります。
ただし、技能の複線図には、この時期は手を出さないでください。
学科の複線図と書き方が違うので、同時にやると混乱します。筆記の複線図は筆記のものとして、そちらに集中してください。
時間がかかるほうだけ、先に始めておく。 それだけの話です。
この話は筆記と同時に技能試験の練習も開始に詳しく書きました。
使い終わった教材は、売れます
この過去問題集は、受かったあとメルカリで売りました。 だから手元にありません。書き込みの実物もお見せできません。
書き込みだらけでしたが、それでも買ってくれる人はいます。
教材だけでなく、技能の練習で余ったケーブルも売れます。わたしが売ったときは、取付連用枠や差込形コネクタをおまけに付けました。買ってくれた方には、この講座のことも伝えました。
そう考えると、実際にかかった金額はもう少し安くなります。
独学が不安な方へ
ここまで「1万円の講座と本で足りる」と書いてきましたが、それでも不安だという方はいると思います。
その場合は、ユーキャンやSATのような通信講座もあります。
ただ、わたしは使っていないので、中身については何も言えません。 選択肢として存在する、という話だけです。
わたしが伝えられるのは、筆記試験は11,650円で足りたということだけです。
合格したあとにやる免状の交付申請は、免状交付申請の流れと注意点に書きました。静岡県の場合の手数料と、届くまでの日数の記録です。
まとめ
- 筆記にかけたのは14,290円。ただし11,650円で足りたはず(買う順番を間違えた)
- 1万円のオンライン講座は安い。筆記の複線図もやってくれる
- 書籍の年度は、講座のサイト記載に合わせる
- 過去問は正解を3つに分ける(理解/無理解/あてずっぽう)
- 日付を書く。やった自信と、できるようになった実感になる
- アナログが一番早い。本に書き込むだけ
- 80点は取りすぎではない。でも満点は要らない
- 筆記の複線図は捨てない
- 技能の手の練習だけは、筆記のうちから始める
学科をCBTと筆記のどちらで受けるかでも、技能の練習に使える期間が変わります。そちらは学科はCBTで早期受験にまとめました。


