第二種電気工事士の技能試験では、施工前に複線図を書くことが重要です。
技能試験は「施工の美しさ」を競う試験ではなく、欠陥があるかどうかで判定される試験です。
そのため作業中に迷うと
- 配線ミス
- 接続ミス
- 圧着ミス
が起きやすくなります。
複線図を正しく書いておくと、施工中の判断がほとんどなくなります。
目次
複線図を書く目的
複線図は単なる回路図ではありません。
技能試験では
複線図
↓
作業手順
↓
施工
という流れになります。
つまり複線図は
施工の設計図
になります。
複線図を書く手順
技能試験では、次の順番で書くと混乱しません。
①電源を確認する
まず回路の電源位置を確認します。
技能試験では
- VVFケーブル
- 電源線
が明示されています。
ここが回路のスタートになります。
②スイッチ回路を整理する
次にスイッチ回路を確認します。
代表的な回路
- 片切スイッチ
- 三路スイッチ
- 四路スイッチ
スイッチ回路は電源 → スイッチ → 負荷の順に整理します。
③負荷(照明・コンセント)を確認
次に負荷を確認します。
代表的な負荷
- ランプ
- コンセント
- 引掛シーリング
負荷には
電源
↓
スイッチ
↓
負荷
の順で電気が流れます。
④ケーブル色を決める
技能試験ではVVFケーブルを使います。
主な色
| 色 | 用途 |
|---|---|
| 白(W) | 接地側 |
| 黒(B) | 電源 |
| 赤(R) | スイッチ戻り |
複線図にはこの色を書き込みます。
⑤接続を整理する
次に接続を整理します。
複線図では
- 電源線
- スイッチ線
- 負荷線
を接続します。
ここで
どの線がどこにつながるか
を明確にします。
複線図を書くときのコツ
複線図で混乱する原因は、回路をまとめて考えることです。
複線図は
回路を分解
↓
1つずつ考えると理解しやすくなります。
よくある複線図ミス
技能試験で多いミスは次の3つです。
ケーブル色ミス
スイッチ戻りの赤線を間違えるケースが多いです。
接続ミス
リングスリーブの接続ミスです。
回路理解ミス
三路スイッチなどで混乱するケースです。
複線図の練習方法
複線図は短時間の反復練習が効果的です。
例
1日5分
↓
候補問題1つ
これを繰り返すだけで、徐々に回路のパターンが理解できます。
まとめ
第二種電気工事士の技能試験では
複線図
↓
作業手順
↓
施工
の順で進めることが重要です。
複線図が正しく書ければ、施工中に迷うことがほとんどなくなります。
その結果
- 作業スピードが安定する
- ミスが減る
- 欠陥を防げる
というメリットがあります。
